太中 書く予定ないけどプロット

汚濁を初めて使った日の中原は、自分の手が、躰が、総てにおいて汚いと思って、思い込んで仕舞って、何もかも手袋を着けて触るようになる


幹部昇進直後の太宰は、鴎外に自らの戦績を、力を、異能に頼らない力を認めて欲しくて、必死に抗うけれど、噛み付けなくて憎悪ばかりが募って、苦しさに耐え切れず周りを無差別に殺していく

→いつしか闇と血のリストが真っ赤になったのはこの所為


2人がコンビとして組まされたのは汚濁を使った中原が制御不可能になって暴れているときに、太宰の処まで這い蹲って来たから、黒よりも黒い太宰の手によって止められたのが切っ掛け


太宰は周りを殺しに殺しまくって、それでも飽き足りない様子

中原は周りを殺しに殺しまくって、もう殺したくなどない様子


当然交錯した2人の意志は反していて、互いに芽生えたのは其れは其れは酷い侮蔑の感情だった

異能から何から真逆で、何でこんな奴がって思って狂おしい程の憎悪に悩まされる


黙り込んだ2人だけど、最初に口を開いたのは太宰

屹度自分が殺されるって思った中原だったけど、思いもよらない言葉を投げ掛けられた

「君、私を殺せるのかい?」


聞いた事も考えたこともないセリフで、大抵は自分に殺されたくない者たちが歯向かってきて、自分はそいつを殺す役割を担っている、此処ポートマフィアはそう云う処


だからこそ理解が出来ずにただ黙って太宰の云うことを聞くしかない中原


「私興味が沸いて来たよ。宛ら地獄逝きのような気分だ。如何か、如何か私を、人間.失格を此の場で消して御呉れよ」


縋るような声音で囁き掛けられ、脳が沸騰するような、否逆に冷え切っていたかもしれなかったか、何方にせよ


「うーん、此奴キモいッて思ッてたの中也?」

「さァな。憶えてねェ」

「ええ……」 あきた

1コメント

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  • 月詠

    2017.01.01 05:38

    前回の奴とは全く別軸です